- 今学生で商社に就職したい方
- 商社マンへの転職に興味のある方
- 商社マンの働き方について実体験を知りたい方
こんにちは、ゆうや(@yuyaman1986)です。
現在わたしはIT企業でインサイドセールスとして働いていますが、
新卒1社目は日系の機械専門商社の営業として働いていました。
わたしが入社した年は2011年。
数年前にリーマンショックがあり、内定取り消しになる事案が多発。
入社した2011年の3月には東日本大震災が起こり、日本全体が大変な時期でした。
そんな中、東京での社会人生活に胸を躍らせ、地元の愛知県から上京しました。
なぜ商社マンを選んだのか
そもそも、何でゆうやは商社を選んだんだ?

理由は主にこの3つかな。
大学で英米語を専攻していたことや、アメリカ留学をしたことで英語はそれなりに自信がありました。
商社であれば、海外取引もあり英語を活かせるのではと考えました。
また、海外志向が強かったわたしは海外出張や海外駐在に憧れを抱いており、
商社であれば、そういったチャンスも多いのではと考えていました。
当時のわたしは「商社マン」=「高給取り」みたいなイメージを持っていました。頑張って働いて、昇格することを目指していました。
「そんな理由かよ。」と突っ込みたくなりますが、本当にそんな理由です。
当時は「商社マン=海外を股にかけた取引をして、常に忙しく働く。」というイメージを持っており、それが格好良く思えたのです。
【理由1】については当初の予想どおりでした。海外駐在するほど勤めることはなかったですが、海外出張は何度も経験できました。
海外の取引先とのコミュニケーションで英語を使う機会も多かったため、自分が勉強してきた英語も活かすことができました。
【理由2】については後程詳しく書かせていただきます。
【理由3】正直、そんな格好いいとは思える人は特にいなかったです(笑)
尊敬できる人はいましたが。

ではここからは、なぜ商社マンとして働くことをオススメしないかをわたしの経験を踏まえて説明していきます。
なぜ商社マンをオススメしないのか
給料が割に合わない

わたしが新卒5年間しか働かなかったからということもありますが、今考えると給料が全く割に合わなかったです。
軽く計算してみましょう。
- 確か最終的な月給が手取りで25万円程
- 1日の平均労働時間が14時間程(昼と残業込み)
- 週5で働くとして月の労働時間は14時間x5日x4週間=280時間
- さて、時給はどうなるかと言いますと、25万円÷280時間=892円なり
これは、かなりざっくりとした計算ですが、あながち的外れではない計算値だと思います。
だいたい毎日23:00頃までは仕事してました。
下手したら土日もメールさばいたり、資料作成をしてましたので、
実際はもっと時給は下がりそうです。

ファミレスでバイトした方が稼げるじゃん。

時給換算すると本当に切なくなるよ。
アルコールにやられる
お客さんや取引先メーカー、社内の飲み会が多いためアルコール摂取量が増えます。
会社や部署にもよると思いますので、一概には言い切れませんが業界的に飲み会は多いと認識しておいた方がいいです。

ゆうやって酒強いのか?

それが、対して強くないから大変だったんだ。多い時期は週3くらいで飲んでたね。飲みすぎてよくリバースしてたよ。。。
わたしの父親世代は先輩に無理やり飲まされて、リバースしてアルコール耐性を付けていったみたいです。昔の話と思っていましたが、わたしもそんな感じでした。
ただ、お陰様?である程度は飲めるようになりました。
容赦なく時間が奪われる

本当に当時は時間がなかったです。
わたしの仕事処理能力が低かったこともあると思いますが、
商社マンならではの理由があります。
商社マンは客先と仕入先の間に立って案件調整をする必要があります。
そのため、案件を進める際に客先と仕入先両方に対して連絡が必要となり、
時間が倍かかります。
さらに、社内のやり取りも含めると、人と人の調整だけで時間がかかります。
わたしが機械系専門商社に勤めていたということもありますが、
機械が不具合を起こすたびにクレーム対応に追われました。
その際も、客先と機械の仕入先メーカーとの間に立ってやり取りをするため時間がかかります。
会社や部署にもよりますが、前述のとおり商社は業界的に飲み会は多いです。
わたしは自分の時間を大事にしたい派なんですが、否応なしに飲み会が入りました。
もちろん、仲のいい同期や先輩との飲みは楽しいのですが、仕事の延長みたいな飲み会も少なくないため、きつかったです。

ゆうやって、何かいろいろ大変だったんだな。

まあ、当時は本当にストレスがすごかったね。
業界的に今後厳しくなるのでは

いよいよ最後の理由です。
今の世の中、日々目まぐるしくテクノロジーが発達しています。
あなたも、当たり前のようにインターネットを使ってネットショッピングをしたり、
メルカリで不用品を売ったりしているのではないでしょうか?
こちらの記事に詳しく書かせて頂きましたが、
これからはC to C(Consumer to Consumer)の時代が加速し、
インターネットさえあれば、益々誰でも稼げる時代になっていきます。
そのため、商社のような業種は今後厳しくなってくるのではと勝手に思っています。
少なくとも、間に入って中間マージンだけを抜くようなビジネスは益々厳しくなるでしょう。
まとめ

色々書かせて頂きましたが、商社マンを5年経験したわたし個人としては、商社マンはオススメしません。
- 給料が割に合わない
- アルコールにやられる
- 容赦なく時間が奪われる
- 業界的に今後厳しくなる気がする

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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